お役立ち情報カルトナージュ

デザインとは…

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そもそもデザインとは…?

デザインと聞いて、何を思い浮かべますか?

世の中のデザインって沢山ありますよね。服・ファッション・雑貨・インテリア・ゲーム・もちろんハンドメイドも!

デザインの意味ご存じですか?

「デザイン」
ある対象について意匠(いしょう)する事

意匠って聞きなれないですよね。
私自身も、デザインの勉強をするまで知りませんでした。

相手の「意」を汲み取るプロ「匠」と解釈するといいでしょう。

ハンドメイドでもお客様が何を求めているのか…
どんな作品が役に立つのか…
何がお客様の為になるのか…

作品作りの中で皆さん日々考えているかと思います。

その作品作りの基礎・土台となる部分。デザイン

どのように作り出していますか?
今回はその土台作りのヒントになるお話をしていきたいと思います。

デザインの基本

美術やデザインの勉強をしたことがある方はご存知かと思いますが、古来より人間が最も美しいと感じる比率として「黄金比」と呼ばれるものが存在します。
この「黄金比」は、歴史的建造物や美術品をはじめ、近代ではデザインや写真の構図などにも取り入れられています。

今回は、デザインを美しくするためのテクニックである黄金比について解説していきます。

黄金比(おうごんひ、英語: golden ratio)は、

の比である。近似値は1:1.618、約5:8。

線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。貴金属比の1つ(第1貴金属比)。
#Wikipedia

数学が苦手な人には難しく感じますが…(私は分からない…)
理解しておきたいのは、人間が最も美しいと感じる比率が「1:1.6」ということです。

長方形の黄金比

「黄金長方形」黄金比

縦と横の比率が1:1.618の黄金比となっている「黄金長方形」と呼ばれる長方形です。

この黄金比に出てくる「1.618…」と言う数は、フィボナッチ数列というものから導くことができます。先ほど紹介した難しそうな数式です。

フィボナッチ数列の説明は割愛しますが、このフィボナッチ数列は皆さんいたるところで目にしている事にお気づきですか??

自然界・美術界のデザイン

フィボナッチ数列 自然界
フィボナッチ数列 美術

これを見てわかるようにフィボナッチ数列は自然界に存在していて、美術品にも当てはめることができます。私たちが美しく感じるものは、このフィボナッチ数列に当てはまるのです。

今回は、黄金比に並ぶ美しい比率のひとつとして、日本人に馴染みのあるとされている「白銀比」についてもお伝えしていきます!

白銀比長方形

白銀比(はくぎんひ)と呼ばれるものは以下の2つがあり、いずれも無理比である。
1. 1:1+√2の比。貴金属比のひとつ(第2貴金属比)。
2. 1:√2の比。その という性質から、紙の寸法などに用いられている。 
#Wikipedia

日本では「2. 1:√2の比。」として知られており、別名「大和比」とも呼ばれています。
学生時代に、√2≒1.41421356(一夜一夜に人見頃)の語呂合わせを使って記憶された方も多いかと思いますが、1:√2は、1:1.414(約5:7)を表す比率です。

白銀比

白銀長方形の大きな特徴は、長辺で2等分すると、元の白銀比の長方形と相似形になる点です。
白銀長方形の縦横比は、私たちの身近なところにあるA版(A3・A4など)とB版(B4・B5)といったISO 216規格で定められる紙の寸法に用いられています。

白銀比の建造物

白銀比建造物

西洋の黄金比と同じように、白銀比は、世界最古の現存する木造建築物である法隆寺の金堂や五重塔に使われており、国内の寺社建築や仏像の顔、日本絵画など「日本人が美しいと感じる比率」として古くから用いられています。ドラえもんやアンパンマン、キティちゃんの顔といった人気キャラクターにも白銀比が用いられているため、私たち日本人に親しみある比率となっています。

この対比がどう活用できる??

実は、私の作っているトレイはこの対比を元にサイズ出しをしています。

お客様には「キレイな形ですね!」とのお声を頂くのですが…この対比で作成しているからなんです!対比を用いて更に使いやすいサイズを考えています!

この黄金比・白銀比はどんなハンドメイド作品に応用できると思っています。カルトナージュはサイズを出す際に使いやすいと思いますが…アクセサリーや布物、編み物どんな作品にも応用が可能です。

この対比を活用すれば一目で作品が美しいと感じてもらえるかもしれない!
ハンドメイドだから出来るサイズの選択。ハンドメイドの良さを存分に活用しましょう!

長さや大きさに迷ったときはこの対比を思い出して作品作りのヒントにして頂けたらと思います!